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January 30, 2005

実録!技カードが出来るまで!!

技カードなどを作成する場合、以下のようにして作成しています。

 先ず、アニメや漫画をじっくり読み直しし、どういうシュチュエーションで使用されたか検討します。そして技がどんな属性に分類されるか、どれぐらいの威力と特殊能力が妥当かを検討しています。

 どういう強さのキャラがその技を使用していたか、が目安となります。
 やはり黄金聖闘士が使用した技や、黄金聖闘士を倒したキャラが使用した技などは、必然、レベルや威力、特殊能力が強い、優れたものになっていく傾向になります。

 メジャーな技は検討が容易ですが、マイナーな技、名前などがセイント大全等の資料本に出ているだけの技などは非常に苦労します。

 以下は、技を作成する上で、ベースルールを制定しなければならなくなった、という稀な例です。

■デストラップ・コーラル
■アント・ヘル・ホール

card_anthellcard_deathtrap 

 デストラップ・コーラルは、ポセイドンサイドのマーメイドの海闘士、テティスの使用した技です。原作では出てきませんでしたが、アニメの方で使用されていました。
 使用者(テティス)が敵(星矢たち)を罠に誘い込み、踏み込んできた敵に死の珊瑚を身体に付着させ、固めて相手を倒してしまおう、という技のようでした。

 罠を使用するイコールプロットが必要、ということで「近距離」でいいでしょう。
テティスが主人公達に追われた際使用した、ということで「反撃技」ということにします。
しかし、罠ですから、罠技で攻撃、というのもおかしな話なので「反撃専用」にしました。
防具の上から珊瑚が身体を蔽っていくので、防具が使用できない「防具不可」が妥当です。
体が珊瑚に覆われ、動けなくなってしまっているので、「停止技」ということになります。
限定使用しか出来ないということですので、停止チェックは少々きつくてもいい、-2ぐらいが適当でしょう。

 この技を忠実に再現するしようとした際、ネックとなったのが、下敷きとなった「星矢の拳」では、技を使用するタイミングが明確化されていないことでした。戦闘フェイズという考え方はまだ無かったのです。
我々が「星矢の拳」をプレイしていた12年程前は、「ルールに無いことは、プレイヤー同士が話し合って解決する」という暗黙のルール(ローカルルール)の元でプレイしていました。

 カードには「敵踏み込み使用時のみ使用可」とありましたが、使用タイミングということも定まっていなかったので
反撃技やイベントカードやアクションカードを使用する際、よくもめたものです。

「星矢の拳Millenium Edition」を作成するにあたり、このようなことが発生しないようにしなければいけない、ということで、デストラップ・コーラルやアント・ヘル・ホールは「オーディン・ポセイドン編(追加セット1)」や「ハーデス編(追加セット2)」に初めて登場しますが、ルールの根幹にかかわってくることは「黄金十二宮編(基本セット)」で解決しておかないといけません。

 そこで我々は当時流行っていた「Magic: The Gathering」などのカードゲームより、フェイズという考え方を借りてきました。
カードゲームで遊ぶ人たちにある程度広まっている考えを導入することで受け入れられやすくなるだろうと考えたのです。

 ゲーム進行の単位としてフェイズという区切りを導入し、復帰、ドロー、防具、メイン、手札調整というフェイズの区切りを決め、戦闘でも、攻撃宣言、距離の調節、技宣言、技レベルチェック、戦闘ダメージの解決という区切りをしっかりしたことで、デストラップ・コーラルの使用出来るタイミングも決まりました。
自分と敵との間にある場合にのみ使用出来、距離の調節フェーズに敵が踏み込みを使用してくる(距離をつめる)と
罠が発動、ということにしました。
敵が沢山の技をプロットしている時、こちらに反撃の手段、信頼できる防具が無ければ、距離を取っておくのも戦術として有効です。、敵がどうしてもプロットしている技をこちらに叩き込みたい、という場合、必然的に距離をつめてくる(踏み込みを使用)でしょうから。

 アント・ヘル・ホールは外典技──原作にもアニメにも登場はしていないが、オフィシャルのムックなどの書籍には
明記されている技──です。
天醜星デッドリービートルの冥闘士スタンドが使用した、とされる技です。
デッドリービートル、や天醜星からは技のイメージは伝わってきませんが、アント・ヘル・ホールという名前から、多分蟻地獄を直訳したんだろうことがうかがえます。
蟻地獄もすり鉢状の罠をつくり、そこへ落ちてきた虫を捕食しますから、やはりデストラップ・コーラルと同系統の技と予想しました。そのため、近距離の反撃専用技になっています。
ただ、デストラップ・コーラルと違って技のビジュアルがありませんから、停止や防具付加などといった特殊な追加効果はつけませんでした。

 最後に技使用時に使われていたフレーバー(台詞など)を抜き出して完成です。

 以上、2例を挙げて技カードを作成する際の流れを書いてみました。

文責 しきしまひろたか。


 次回は星矢の拳プロジェクトの教主こと、cerberus氏の登場です。
 どうぞお楽しみに。

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